NO.7 平成13年7月日9号 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 〃       ◇ 農 村 ノ ス ス メ ◇        〃 〃                〜電気農場の日常より 〃 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃  どーも、ご機嫌いかが?よーすけどんです。生まれも育ちも山 形県新庄市。生粋の農村生活者であるワタクシが、農家の日常、 悪戦苦闘の有機農業の実態、その他農村生活の真実をリアルにお 伝えしていきます。            *  *  *  ここ二、三日梅雨の中休み。まるで真夏です。紫外線ってのは 体に悪いんだってね。それでもお天道さんの下、汗だくになって 仕事しています。あ〜これじゃ長生き出来ねえかな?    ※もくじ※ 【1】農村生活 新庄編・・・晴耕雨読といきたいが 【2】電気農場のお仕事帳・・延々と溝を切る 【3】直売所のひとこと・・・農薬の使用は 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【1】農村生活 新庄編・・・晴耕雨読といきたいが  梅雨です。当たり前のことだけど雨ばっかりです。  晴れた日は額に汗して田畑を耕し、雨の日には読書をして教養 を深める。農村の生活はなんて理想的なんでしょう。  なんて、世の中そんなにうまくはいきません。  理想に燃えて有機農業ってなことを言ってみても、この時期は 毎日が雑草との戦い。それでなくとも仕事はあります。普通なら 除草剤散布に数時間かければ、雨の日はそれこそ読書で教養をっ てなぐあいなんですけど、現実は晴れれば他の仕事、雨がふれば 田んぼの草取りと、「晴耕雨耕」の毎日です。ああ私の教養はど こへ行く? 理想の生活なんてのはいつやってくるんでしょう。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【2】電気農場のお仕事帳・・延々と溝を切る  この時期、溝切りという仕事があります。  7がつに入れば田んぼの水を落として土を固く締めたり、足跡 なんかに水が残る程度の飽水管理に切り替えます。そこで、稲の 条間に専用の機械で溝を切って、その後の水の出し入れをし易く するわけです。  だいたい2〜3m置きに溝を切ります。溝切り機を押して延々 と田んぼの中を歩き回るわけです。面積の小さな田や水の回りの いい田んぼは切りませんから、どのくらいの距離田んぼの中を歩 き回るかといったら、うちの場合12,000m程度。  昔は全部の田んぼを、しかもしっかり溝を作るために2回ずつ 入ってましたから、その歩行距離たるやすんごいもんです。さす がに今は時間も体力も許しません。  こんな地道な作業が美味しいお米を作るんですよ。  溝切り機は去年の『6月のお仕事日記』を参照 http://www.ic-net.or.jp/home/yo-w/nikki12/nikki6.htm 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【3】直売所のひとこと・・・農薬の使用は  今のところ天候も良く稲の生育は順調です。ちょっとドロオイ ムシの被害がありましたが、収穫量に影響するほどではないで しょう。  慣行栽培の稲は天候が良すぎたために生育が良すぎて、倒伏や 品質の低下が心配されているようですが、うちの有機肥料で栽培 している稲は、元々生育量が少ないので、かえってちょうどいい くらい。  あきたこまちもひとめぼれも丈夫に育っているので、農薬のほ うも極端な天候の悪化がなければ除草剤一回使用のみで済みそう です。            *  *  *  うちの畑では夏の野菜がぞくぞく穫れ始めています。エンド ウ、インゲン、ナス、キュウリ。毎日の食卓から夏が近づいてい ることをを実感しています。                       〜よーすけどん             http://www.ic-net.or.jp/home/yo-w/