NO.11 平成13年9月17日号 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 〃       ◇ 農 村 ノ ス ス メ ◇        〃 〃                〜電気農場の日常より 〃 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃  どーも、ご機嫌いかが?よーすけどんです。生まれも育ちも山 形県新庄市。生粋の農村生活者であるワタクシが、農家の日常、 悪戦苦闘の有機農業の実態、その他農村生活の真実をリアルにお 伝えしていきます。            *  *  *  秋真っ盛りですよ。なぜかゴーヤを食べました。ちょっと苦 かったですね。  秋になるとアケビが穫れます。山形ではアケビの皮を食べるん です。中に肉味噌を詰めて油で揚げたり、それこそゴーヤチャン プルーみたいに野菜と炒めたり。これがまた苦いんだ。ゴーヤよ りアケビの方が苦いかも。この苦さがたまんないんだなあ。    ※もくじ※ 【1】農村生活 新庄編・・・秋といえば芋煮会 【2】電気農場のお仕事帳・・いよいよ稲刈り 【3】農縁日記・・・・・・・硬派では? 【4】直売所のひとこと・・・今月末からいけるかな? 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【1】農村生活 新庄編・・・秋といえば芋煮会  山形の秋といえば、なにはなくとも芋煮会。  川原に大鍋を持ち込んで、里芋をメインに、牛肉、こんにゃ く、キノコ、ネギなどをぶち込んで、醤油や砂糖で味付け。酒を 飲みながら、煮えてきたなーと思ったそばからワイワイいいなが ら食らいつく。いや楽しいっすね。  けっこう大ざっぱに味付けしてもこれが美味いんだなあ。  この間集落の芋煮会がありました。  さすがにこの時期の農家は川原に大鍋を持ち込んで、なんて暇 はありませんから、夜、近所の釣り堀兼料理屋で一杯やりました。  まあ、単なる飲み会といえないこともないんですが、ケガなく 無事収穫を終えられるようにって願いを込めて酔っぱらうわけで すな。ナンジャそりゃ。  農村といえども、みんな一律で同じ事をやっていればいいって 時代じゃなくなってきているだけに、こういった交流の機会がい つまでも無くなりませんように。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【2】電気農場のお仕事帳・・いよいよ稲刈り  今年の稲刈りはちょっとむずかしい。7月末から8月の頭に穂 が出たあきたこまちやモチ米は割と早く刈り取り出来るようにな りました。ところが例年8月8日頃穂が出るササニシキやひとめ ぼれはちょうど気温の低い時期にぶつかり、穂の出るのが早いの から遅いのまでかなり幅があり、刈り取り適期を見極めるのがむ ずかしそうです。  今はモチ米の「ヒメノモチ」の刈り取りをしています。  収量的には、可もなく不可ものく、平年作といったところで しょうか。  籾摺り(モミを取り除いて玄米にする作業)してみましたら、 おそれていたカメムシの被害もなく、けっこう見た目も上々でし た。この分だとあきたこまちもけっこう期待できるんじゃないか なと思ってます。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【3】農縁日記・・・・・・・硬派では?  都会の人を田舎に呼ぶイベントって、両者の間にけっこう意識 の差があるって思いますね。  都会から来る人の思いに対して、迎える側の期待とか思い入れ が強すぎるような気がします。それが、都会から来る人=主・田 舎で迎える人=従ってな形に、知らず知らずなってしまっている んじゃないでしょうか?  とくに農業関係のイベントって、田植えとか稲刈りとか本来な ら大変なはずの農作業を、お祭り騒ぎに代えてしまう。  これじゃあ農村とか、農業に対して間違ったイメージを植え付 けるだけじゃないか、なんて思ってしまいます。  でもって、私が参加する「ネットワーク農縁」でもこういった イベントやってるんです。  ただ、農業情勢が厳しくなり、しかも有機栽培面積が増えてく ると、とてもお祭り騒ぎなんかしている時間が無くなってくる。  そこで今年農縁でやったイベントは、田植えや稲刈りといった お祭り騒ぎではなく、ズバリ、有機農業でいちばん大変な草取り ツアー!リアルな有機農業の姿を、汗と腰痛で感じ取ってもらう といった、消費者にこびないイベント。これってかなり硬派では ないかな? 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【4】直売所のひとこと・・・今月末からいけるかな?  新米は収穫調製が終わり次第、あきたこまちから順次販売して いこうと思ってるのですが、今年は食糧事務所の米穀検査を受け ないと、産地・年産・品種名を表示できないってことなので、と りあえず検査が終わってから販売するか、検査前は暫定的に無表 示で販売しようか検討中です。  詳しくはHP上で随時お知らせしていきます。            *  *  *  女心と秋の空ってな事を申しまして、秋ってーなあ、非常に天 気が変わりやすい。稲刈り時期にはホント、やきもきさせられま す。  早く稲刈り終わらして、秋の味覚を堪能したい。そういえば今 年はツーリングにも行ってないなあ。                       〜よーすけどん             http://www.ic-net.or.jp/home/yo-w/