NO.25 平成14年9月10日号 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 〃       ◇ 農 村 ノ ス ス メ ◇        〃 〃                〜電気農場の日常より 〃 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃  どーも、ご機嫌いかが?よーすけどんです。生まれも育ちも山 形県新庄市。生粋の農村生活者であるワタクシが、農家の日常、 悪戦苦闘の有機農業の実態、その他農村生活の真実をリアルにお 伝えしていきます。            *  *  *  すっかり秋ですねえ、秋は芋煮会! 酒のんで、芋食っ て、・・・考えるだけで楽しいったらありゃしない。    ※もくじ※ 【1】農村生活 新庄編・・・夏から秋へ 【2】電気農場のお仕事帳・・もうすぐ稲刈り 【3】有機な日々・・・・・・だいじょうぶ? 【4】直売所のひとこと・・・ご予約よろしく 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【1】農村生活 新庄編・・・夏から秋へ  全国都市緑化フェアってんですか?この夏新庄駅の東口に土を 盛って丘を造り、小川を造り、樹や花を植えてガーデニング ショーみたいなことをやっていました。  今は祭りの後、重機やトラックが入って撤去作業です。あの樹 や花はどこへ行くんだろう?  ところで、こんな野生の木や草が山ほど生えている町で人工的 なガーデニングの緑化フェアなんかやって、なんか意味があるん ですかねえ。どうせやるなら東京のオフィス街とか、大阪の繁華 街あたりでやらなきゃ意味がないんでは?  なんだかお役所の予算消化のためのイベントのような気がしな いでも・・・。  きびしい残暑が続くというものの、やはり秋です。国道13号 線を走っていたら村山市あたりで、『日本一のそば花畑』なんて でっかい看板があって、国道沿い一面の白い花咲くそば畑を、数 人のカメラマンが三脚をたてて撮影していました。  きれいなんですけどねえ。これでいいのかなあ。  もともと蕎麦って、水の便が悪くて稲の作れないところや、土 のやせた山間地なんかで作られるものですよねえ。収穫量だって 稲の4分の1か5分の1くらいでしょうか。それが堂々と平野の 一等地一面に植わっているってのは、どうもなにかおかしいよう な。米が余ってるってのは知ってるけど、どうも納得できん。ど うですか?なにかおかしくありません?? 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【2】電気農場のお仕事帳・・もうすぐ稲刈り  今年の夏は8月の2週目あたりからずーっと雨や曇りで、仕事 がなかなかはかどらない。おまけに急に天候が変わったもんで体 がうまく順応できなくて、だら〜って過ごしてるうち、いつの間 にやら夏が終わっていた。ただいま稲刈りの準備の真っ最中。  刈り取りは今月半ばからの予定。田んぼもすっかり黄金色、で も無農薬有機の田んぼは毎度の事ながら、黄金色の稲穂の上に褐 色のヒエの穂が悠々と風になびいている。このヒエだけはいかん ともし難い。今年は面積を広げたので、取りきれるもんじゃな い。  さらにササニシキはイモチ病に弱い。減農薬のあきたこまちは イモチ防除剤を使わないでもほとんどイモチ病が出なかった。そ れに対してササニシキは8月の悪天候の影響もあって、かなり穂 イモチ病が出た。来年は何とか対処法を考えねば。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【3】有機な日々・・・・・・だいじょうぶ?  日曜日の日本農業新聞によれば、食糧危機が続くアフリカのザ ンビアやジンバブエは、アメリカからの遺伝子組み換えトウモロ コシによる食料援助を拒否したそうな。拒否の理由としては「国 民をモルモットにはできない」とか「毒よりも飢えを選ぶ」と いった過激なもの。実際のところは遺伝子組み換え品種の混入に よって、ヨーロッパへの輸出ができなくなるとか、自国の農業が 崩壊しかねないといったところみたいですが、対するアメリカさ ん、えらくご立腹のご様子。  さて、無自覚にどんどん遺伝子組み換え農産物を輸入し続けて いる日本。本当に大丈夫なのか?? 子供の間には生活習慣病が 蔓延し、成人もほんとの健康体の人って何十%だっけ? 日本人 の体は本当に大丈夫?  さらには遺伝子組み換え作物の作付けが始まったら、日本の農 業を維持していくことはできるのか? このままアメリカさんの 食糧に頼っていかなければならなくなるじゃないのか??  なんだかとっても不安な今日この頃。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【4】直売所のひとこと・・・ご予約よろしく  代金の支払い方法。今までは郵便振替のみでしたが、ヤマト運 輸のコレクト払いを始めました。お荷物受け取り時に代金をお支 払いいただく代引きです。なおコレクト手数料はお客様のご負担 とさせていただきます。  今年産のお米のご予約、お早めにお願いします。特に有機ササ ニシキは収穫量が少なくなりそうなので。  アレルギーなどで、新米より古米の方がいいという方、メール いただければ昨年産米を確保しておきます。            *  *  *  稲刈りが始まるとまた目が回るほど忙しい日々が続くなあ。そ ういえば最近飲みに行ってない。稲刈り前に飲みに行こ。次の日 立てなくなるくらい飲もうっと。                       〜よーすけどん             http://www.ic-net.or.jp/home/yo-w/