NO.30 平成15年3月12日号 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 〃       ◇ 農 村 ノ ス ス メ ◇        〃 〃                〜電気農場の日常より 〃 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃  どーも、ご機嫌いかが?よーすけどんです。生まれも育ちも山 形県新庄市。生粋の農村生活者であるワタクシが、農家の日常、 悪戦苦闘の有機農業の実態、その他農村生活の真実をリアルにお 伝えしていきます。            *  *  * 3月ですねえ。2月までの厚い灰色の雲に覆われた空とは一転 、なんと空の青いことか!なんと雪の白いことか!!  ほんとに気持ちがいいですねえ。でも花粉症の私は憂鬱な季節 でもあるんですよねえ。最上地方はどっちを向いても杉の木だら け・・・。    ※もくじ※ 【1】農村生活 新庄編・・・まだ冬です 【2】電気農場のお仕事帳・・残ったアイガモは 【3】有機な日々・・社会の行方〜遺伝子組み換えはどうなる? 【4】直売所のひとこと・・・お気軽に 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【1】農村生活 新庄編・・・まだ冬です  3月、晴れの日が増えてきたとはいえ、まだ新庄は雪の中で す。それでもいつもの年より雪は少な目で、土が顔を出すのも早 いんじゃないかなと思います。  今は春作業の段取りで頭の中がいっぱい。苗床の病気をどう抑 えるかも未だ解決しない頭の痛い問題。  とにかく、もうすぐ休む暇もないめまぐるしい毎日が始まりま す。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【2】電気農場のお仕事帳・・残ったアイガモは  冬の間なんだかんだと忙しくて6羽残ったアイガモも肉になる ことなくペットと化してしまいました。さすがに一冬過ごしてし まうと、なんだか情が移って肉にするのが忍びなくなってしまい ます。今年も田んぼで働いてもらおうかな。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【3】有機な日々・・社会の行方〜遺伝子組み換えはどうなる?  食品の安全性が話題に上る反面、昨年から国内でも遺伝子組み 換え大豆が作付けされはじめ、いったい日本の食はどっちに行く んだろうとか考える今日この頃ですが、最近は遺伝子組み換え作 物ってやがては廃れていくんじゃないかと感じています。  以前にもこのメルマガでお伝えしていますが、今、会社(新庄 最上有機農業者協会)のホームページを作成しているところで す。  いろいろ資料をあさったり、そっち方面から社会の動向を眺め ていたりすると、これからの社会の大きな一つのキーワードは 「循環型」だってことです。  これは農業とか、環境とかだけではなくて、工業やサービス 業、その他のいろいろな産業、教育、行政、公共事業まで「循環 型」といった一つのキーワードで動いていくんじゃないかと感じ ています。  世の中の流れがそういった方向に動いていって、一般市民の日 常生活まで「循環型」の流れの中で営まれるようになれば、大量 生産、大量消費、大量廃棄といった、20世紀型の考え方に依っ た遺伝子組み換え技術などは自然と受け入れられなくなってしま うんじゃないかと思います。  ただ研究者や企業が今までの実績を放棄してしまうなんて事は ないだろうし、現実に栽培されつづけているわけだから楽観はで きませんね。小さくとも何らかのアクションは起こさなければい けないと思います。  農家として一番心配なのは遺伝子組み換え食品の安全性よりも 作付けされた土壌や周辺にどんな影響が出るか。取り返しの付か ないことにならなきゃいいけど。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【4】直売所のひとこと・・・お気軽に  お店のホームページや産直について、わからないことがあった らお気軽にメール下さい。掲示板への書き込みでもOKです。お 客さんや、HPを訪れてくださる方々のご意見が、農業をやって いく上でも産直をやっていく上でも一番参考になります。            *  *  *  ダメだ、花粉症で頭がボーっとして、うまくものが考えられな い。                       〜よーすけどん               http://www5.tok2.com/home/yo2/