NO.47 平成16年9月21日号 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 〃       ◇ 農 村 ノ ス ス メ ◇        〃 〃                〜電気農場の日常より 〃 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃  どーも、ご機嫌いかが?よーすけどんです。生まれも育ちも山 形県新庄市。生粋の農村生活者であるワタクシが、農家の日常、 悪戦苦闘の有機農業の実態、その他農村生活の真実をリアルにお 伝えしていきます。            *  *  *  9月に入ってめっきり朝晩肌寒くなったけれども、日中の蒸し暑 さといったらないです。ちょっとした仕事をするのにもだくだく汗 が流れていきます。  ただいま稲刈り作業中。汗を流しながらジッと機械の上に乗って いるのもけっこうキツイです。    ※もくじ※ 【1】農村生活 新庄編・・・秋の雉 【2】電気農場のお仕事帳・・だんだんと収穫 【3】有機な日々・・・・・・有機認証について 【4】直売所のひとこと・・・販売開始は 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【1】農村生活 新庄編・・・秋の雉  稲刈りを前にして畦の草刈りをしていると、目の前の草むらから いきなりキジが飛び出した。キジ(雌)はよっぽどそばまで近づか ないと逃げていかない。危うく草刈り機で切ってしまうところだっ た。  キジがいたところの草を刈り取ってみると、巣があって卵がギッ シリ詰まっていた。これから稲刈りで人の往来が多くなる道。きれ いに草を刈ってしまったので、もう親鳥は戻ってこないかなと思っ て夕方見に行ったら、地面にへばりつくように卵を抱いていた。  また田んぼにキジが増えると楽しいな。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【2】電気農場のお仕事帳・・だんだんと収穫  稲刈りをはじめ、もろもろ収穫作業の始まりです。雑穀は刈り取 りが稲刈りとかぶらないようにと種まきを遅めにしたけれども、今 年の好天で、結局かぶってしまいました。  現在農協出荷用の慣行栽培米の刈り取りを終えましたが、だいぶ 収穫が少ない。  去年は冷害で収穫が少なかったけれども、今年は猛暑で収穫が少 ない。もっとも、日照が多かったし食味は良くなるんじゃないかと 思います。  しかし、もともと暑すぎる年は収穫が少ない傾向があるけれども、 これほどとは思っても見なかった。逆に冷害の被害に遭いやすい地 区なんかはたくさん穫れたんじゃないかな?  雑穀・豆類の方はモチキビと大納言、黒小豆を収穫、現在自然乾 燥中。次はアマランサスの予定。  産直用の減農薬、無農薬米は害虫の影響で生育が遅れていた稲の 実がまだ青いので、いつもの年より遅めの刈り取りになるかも。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【3】有機な日々・・・・・・有機認証について  お米の方は毎年有機JASの認証を受けています。農水省の認定した 認証機関が生産者団体、農家、流通業者を有機農産物取扱者として 認定する、といった形です。そして認定された農家や団体などが有 機農産物を認定する事が出来るといった、非常にややこしい仕組み です。国の法律に基づいての認証ですからとても細かいし、違反す ると当然罰則もあります。  そんなわけでいろいろ神経を遣うのですが、書類の書式や認定の 基準など毎年少しずつ変わっていて、対応するのが大変です。で、 今年は認証を受けているNPOの代表の方が現地確認調査でいらっしゃ いました。  書類や作業場、圃場を事細かにチェック。何点か改善を指摘され ました。  まず慣行栽培用の農薬。これは有機米の作業場とは別な場所に隔 離して保管する事。  それから乾燥、籾摺り作業場では品種の混合など無いように、ホ ワイトボードなどを設置して、選別管理を徹底する事。  それから圃場。有機圃場として申請しているのはお米を作ってい る田んぼだけで、転作して大豆や雑穀を作っている圃場は申請して いなかった。しかしそれだと、水田に戻したときに有機栽培ではな く有機1年目の〈転換期間中〉有機栽培となってしまうという事で、 大豆や雑穀は有機農産物として申請はしないものの、栽培している 圃場だけは申請する事にした。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【4】直売所のひとこと・・・販売開始は  この分だと新米の発売は10月末か、もしかしたら11月に食い 込むかも…。なんとか10月中に販売開始したいと思います。  雑穀や豆類は一応11月頃からとご案内していますがこちらも作 業の進み具合で…でもなんとか11月中には販売したいと思います。  大豆(タチユタカ)はなかなか見通しが立てられません。去年は 豆自体かなり乾燥していたので、そのまま自分で選別作業をして、 年内に販売する事が出来ました。  基本的には農協の方に乾燥…調整作業を委託する予定なので、仕 上がるのはそちらの都合次第です。例年ですと年を越して2月頃。  ご予約の際はその点お含み置き下さい。            *  *  *  収穫した小麦で、うどんを打とうってんで、小さな石臼製粉機を 購入。さらには蕎麦打ちセット一式。ひたすら自己満足の世界に浸 りきっているワタクシ。こんなんでいいんだろうか???                       〜よーすけどん               http://www5.tok2.com/home/yo2/ このメルマガの登録・解除はこちらから。 http://www5.tok2.com/home/yo2/mailm.htm