NO.52 平成17年3月2日号 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 〃       ◇ 農 村 ノ ス ス メ ◇        〃 〃                〜電気農場の日常より 〃 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃  どーも、ご機嫌いかが?よーすけどんです。生まれも育ちも山 形県新庄市。生粋の農村生活者であるワタクシが、農家の日常、 悪戦苦闘の有機農業の実態、その他農村生活の真実をリアルにお 伝えしていきます。            *  *  *  雪、雪、雪。3月なのにまだ雪です。  そんなわけで今回は「雪の中のぼやき」号です。    ※もくじ※ 【1】農村生活 新庄編・・・雪、雪、雪。 【2】電気農場のお仕事帳・・雪、仕事、雪。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【1】農村生活 新庄編・・・雪、雪、雪  参りました。一月末からの大雪。よくもまあ、毎日毎日尽きるこ とを知らずにあれだけ降り続くもんだ。  おかげでビニールハウスのまわりとか、一日中除雪です。何日も。 他の仕事がゼンゼンできない。  こんな毎日が一週間ちょっと続いたでしょうか。やっと雪が一息 ついたと思ったら、三日もしないうちにまた大雪が続く。二月も半 ばになって、やっと収まりました。ホッとしていたら二月後半から また雪。もう3月ですよ。それでもいっこうに雪の止む気配がない。 もう勘弁してもらいたい。  よく「雪を楽しむ」とか言いますけど、そう生やさしくはありま せん。「楽しむ」と言えばだいたいスポ−ツやレジャーです。イベ ントは楽しくても日常生活はやっぱり厳しい。厳しい日常を楽しむ 術ってのはないですかねえ。一昔前、豪雪地帯で「雪下ろしツアー」 なんてのがありましたけど、今でも続いてるんでしょうか?  雪国に暮らすものとしては死んでも参加したくないイベントです けど、リピーターとかいるんでしょうかねえ?  20代の頃蔵王のロッジで住み込みで働いていました。あの頃の生 活を思い出すと、やたら楽しかった。もちろんスキーというレジャ ーが付いているわけですけれど、それがなくても日常が楽しかった。 あれは何だったんでしょうか?雪国の日常を楽しむヒントが隠され ているような気がして、懐かしさとかだけじゃなく、最近はあの頃 のことをよく考えます。  それにしても雪って何であんなに真っ白なんですかねえ。赤とか 青だったらもうちょっと雪かきが楽しく・・・ならないかなあ? 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【2】電気農場のお仕事帳・・雪、仕事、雪  除雪!それだけ。他に何にも出来ない。家はまだビニールハウス が一つあるだけだからいいけれど、五つも、六つも持っている家は 重機を使って深夜まで除雪している日もあります。  収入になるとかプラスになる仕事ならまだいいけれども、マイナ スをゼロに戻すだけの仕事ですからねえ。ほんっと、かなりのハン デです。  そんなわけでアマランサスの脱穀調整作業がまだ終わらない。  いくら雪が多いとはいえもう3月。ぼちぼち春作業の準備を始め なければ。でもハウスのまわりは吹き溜まりで2m以上雪が積もっ ている。まずこれを何とかせねば。と思っている今もしんしんと雪 は降り続く・・・。ああ。            *  *  *  どうも寒い日はコタツを離れられない。そこでコタツの中で読書 三昧です。  最近はなぜか東北在住の作家の小説ばかり読んでるなあ。高橋克 彦、佐藤賢一、熊谷達也、齋藤純。  何かに挑んでいくような内容の小説が多いのは東北人の血か?そ れともたまたまそんなのばっかり読んでるだけ?  最近読んで印象に残ったのは『炎立つ/高橋克彦』、『傭兵ピエ ール/佐藤賢一』。  映画『茶の味』のDVD-BOXを買いました。何ヶ月ぶりかで観たけど、 やっぱりいい〜。  なんて事のない日常を描いた映画だけれど、なんて事のない日常 を送ることの幸せがじんわりとしみてくる映画です。                       〜よーすけどん               http://www5.tok2.com/home/yo2/ このメルマガの登録・解除はこちらから。 http://www5.tok2.com/home/yo2/mailm.htm