NO.58 平成17年9月6日号 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 〃       ◇ 農 村 ノ ス ス メ ◇        〃 〃                〜電気農場の日常より 〃 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃  どーも、ご機嫌いかが?よーすけどんです。生まれも育ちも山 形県新庄市。生粋の農村生活者であるワタクシが、農家の日常、 悪戦苦闘の有機農業の実態、その他農村生活の真実をリアルにお 伝えしていきます。            *  *  *  九月、めっきり涼しくなりました。(日中はまだまだ暑いけれど)  山形の秋は芋煮会。その他うまいものが目白押し。皆さん、秋の 山形にござっしゃい。    ※もくじ※ 【1】農村生活 新庄編・・・何の因果か 【2】電気農場のお仕事帳・・暑い夏のお仕事は 【3】有機な日々・・・・・・その後の経過 【4】直売所のひとこと・・・販売の予定 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【1】農村生活 新庄編・・・何の因果か  因果といいますか、巡り合わせといいますか、八月の末に富山県 の宇奈月温泉に泊まりました。  名古屋まで車で病人の見舞いに行った帰りに、どっか泊まろうと いう事になって、車中で長野や新潟辺りの温泉を物色していたので すが、そういえば・・・・と。  最近の愛聴盤が胡弓奏者・若林美智子のCD。富山県八尾で毎年九 月の初めに三日間行われる「おわら風の盆」の胡弓奏者です。  で、そういえばこの時期、宇奈月温泉で風の盆を再現したイベン トが行われていると、たしか小耳に挟んだような・・・。 そんなわけで、北陸自動車道、東に向かうはずが西へ進路をとり、 夕方に宇奈月温泉着。運良く飛び込みで宿を取ることが出来ました。  「越中おわら宇奈月編」と題されたそのイベント。夜八時。日が 暮れて、涼しい風が吹くころ闇の中から聞こえてくる、寂しげでど こか妖しげな胡弓の響き。温泉街の広場に行くと、ステージが組ま れ、かがり火が焚かれ、八尾の地方(ぢかた)の方々の演奏と踊り 手たちの静かでやわらかで美しい、何とも荘厳な雰囲気の舞。息を 呑むほど。  盆踊りというと、「花笠踊り」や「真室川音頭」、あるいは今は やりの「よさこい」みたいなにぎやかなものという認識があったの ですが、この厳かで幻想的な雰囲気には圧倒されました。  第二部は観光客向けの踊り方教室。こういうのは苦手で、あんま り参加しない方なのですが、気がついたらいつの間にか踊りの輪の 中に入っていました。ぜんぜん踊れてなかったけれど。  第三部はいよいよ街流し。八尾の踊り手を先頭に、浴衣姿の観光 客もこぞって踊りながら温泉街を練り歩く。  哀愁漂う越中おわら節に乗せて、暗い温泉街の路地をゆっくりゆ っくり進む踊りの列は現実とは思えない荘厳な雰囲気でした。  司会者によると、「八尾の風の盆のほんのさわりだけ」といった 話でしたが、それでも十分に雰囲気は感じ取れました。  本場八尾の風の盆はかなり観光客が多くて、観るのが大変といっ た話でした。「さわり」だけとはいえ、こういった楽しみ方も良い かも。  人間、ただ生きてるだけでいろんな事があります。病気見舞いと いった出来ればやりたくない行為の先に、こんな思いもかけぬ楽し みがあったりして、巡り合わせというかなんというか、ほんと面白 いもんだなあ。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【2】電気農場のお仕事帳・・暑い夏のお仕事は  八月は嫌んなるほど暑かった。今年はなんか夜温もあまり下がら ず。寝苦しい夜が多かったような。  そうなると仕事なんかやれたもんじゃない。朝仕事をして汗だく、 シャワーを浴びて下着を替えて朝食。午前中の仕事をして汗だく、 シャワーを浴びて下着を替えて昼飯。下着は一日三回替えます。  後は夕方涼しくなるまでグッタリ昼寝。夕方気が向けばまた一仕 事。汗だく。そりゃ仕事もはかどりませんわ。 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【3】有機な日々・・・・・・その後の経過  有機認証現地確認のその後の経過。  指摘された点がいくつか。  竹酢液の使用について。竹酢液は有機JASでは土壌改良材として使 用が認められている。ただし、農薬として登録されていないので、 病害虫防除を目的として使用してはいけないと。それじゃあ、有機 酸補給や植物活性を目的としての使用はどうなのかということにな るが、どうもその辺はあやふやで、今年は有機栽培については大事 をとって竹酢液は使用していません。  抗生物質をたっぷり使ったような鶏ふんの使用が認められている のに、安全性の証明書類の整った竹酢液の使用を躊躇しなければな らないってのは訳がわからん。  育苗に使う床土の成分証明書類を提出とのこと。  お役所の方からの指摘。  出荷の際の品種や年産の法定表示。3kg以上の場合はすべての文字 を12ポイント以上で表示せよとのこと。  玄米で出荷の場合は「うるち玄米」ではなく「玄米」と表示せよ とのこと。  同時にお米を買い上げていって、残留農薬の検査をされました。  結果は「農薬の検出無し」とのこと、一安心。  HPで公開しようと思ったが、ペーパーを紛失!残念! 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 【4】直売所のひとこと・・・販売の予定  稲刈りは9月の中頃から始まって、10月前半まで。その後乾燥、 籾摺り、選別調整。農協で米検査。その後に出荷となり、10月後 半から販売開始の予定です。  雑穀は稲刈りの合間を見て手作業で刈り取り、自然乾燥、手作業 で脱穀選別となるので、販売開始は冬になります。なお、前々から お知らせの通り、今年はアマランサスの販売は出来そうにありませ ん。残念!  大豆、小豆も販売開始は冬。  16年産の大豆。在庫に余裕が出たので販売再開しています。            *  *  *  八月半ば、数年ぶりでキャンプ・ツーリングに行ってきました。  ここ数年、仕事ばっかりで、ほとんどオートバイで遠出できなか ったけれども、最近ちょっと余裕が出てきたので、これからちょく ちょく出かけたいな。                       〜よーすけどん               http://www5.tok2.com/home/yo2/ このメルマガの登録・解除はこちらから。 http://www5.tok2.com/home/yo2/mailm.htm