ビックリです!まったく昨年はビックリしっぱなしの一年でした。
まさか稲の種まき時期に雪が積もるなんて、想像したこともありませんでした。
この分じゃあ冷夏になるのかな?と心配していたら、案の定6月は気温が低く、日照も少なく、稲の生育はいつもの年より一週間は遅い感じに。ところが7月になると一転、いい天気が続き、今度はそれまで息を潜めていた雑草が田んぼも畑も一斉に伸びはじめ、一気に田畑を埋め尽くしました。8月の猛暑、9月の残暑+長雨で不稔が出たり、穂発芽があったりと、今まで体験したことのない波乱の年でした。
有機農業を初めて十余年、なんとかこの土地で出来る有機農業の型が見えた。さあこれから・・・なんて思っていたのに、今までの経験がまったく通用しませんでした。
ほんとにこれからどっちを向いて、どう進んだらいいのか、頭の中が整理できていません。
農業情勢ってやつもどんどん厳しくなっていくのが、身にしみています。
やはり、このままでは「農家」という形で農業を続けていくのはかなり難しくなるのかもしれません。
それでも、私が本気で農業に取り組み始めたのは「農業をやろう」ではなく、「農家をやろう」と思ったからで、これからもなんとか農家を続けられる方法を模索しながら続けていきたいと思っています。
今年の天気はドーナルンダローナァ。
(2011年1月)
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