*8月のお仕事日記*

今年の出穂
 やっぱり天候が良かったらか、今年は稲の穂が出るのが早い。早生のあきたこまちなどは7月中に7割方穂が出揃ってしまった。ササニシキやさわのはなも8月初めには走り穂が出てきた。
8月1日のあきたこまち
8月1日のあきたこまち。だいぶ穂が出ている。
8月1日のササニシキ
8月1日のササニシキ。走り穂
8月1日のさわのはな
8月1日のさわのはな。穂が出始め。

有機認証
 毎年恒例、有機JAS認証の現地確認調査という事で、検査員がやってきました。今年は認証を受けているNPO法人 民間稲作研究所の代表である稲葉光圀氏です。いろいろ指導を受けながら不備を改善。
 毎年少しずつ細かい部分が改正されていて、対応するのが大変。
 有機田を畑にし、大豆や雑穀を栽培しているところも有機栽培圃場として申請。

慣行栽培用の農薬は、別な小屋の一室に移動。

乾燥機の横に品種選別を記したホワイトボードを設置。

籾摺り前に籾を一時保管しておく場所にも。

大豆、雑穀畑も有機圃場申請。

小麦を食す
 いや、今年の夏の暑い事といったら…。そんなわけで、収穫した小麦でさっそく麦切りを打ってみた。粗挽きの全粒粉。色が黒くて、舌触りもザラッとしていて、どちらかというと蕎麦のよう。残った粉はすいとんにしていただきました。まんぞく、まんぞく。
石臼製粉機
手回しの石臼製粉機です。
蕎麦打ち道具一式
道具まで買っちゃった。
麦切りです。
太いのから細いのまでいろいろ

豆の具合
 大豆は雑草に埋もれていた割にはすごく生育が良い。ビックリするぐらい茂った。その他の豆も順調。
 初めて作った黒小豆。花が違う!でかい!おまけに花が咲いた後でツルを伸ばしはじめた。こんな豆とは思っても見なかったのでビックリ。白小豆は普通の小豆同様の姿。
タチユタカ 黒豆
左は普通の黄大豆の花、右は黒大豆の花。草の姿も花もほとんど変わらない。
大納言 白小豆
左は普通の小豆(大納言)の花、右は白小豆の花。こちらもほとんど変わらない。ただ、白小豆はだいぶ晩生みたいで、花も実が付くのも遅い。
黒小豆の花
こちらが黒小豆。花がでっかくて形も違う。
ツルが…
ありゃりゃ、ツルをのばしはじめた。

雑穀のようす
 キビやアワもちょっと種まきを遅らせたにもかかわらず順調に穂が出てきた。雑草にも負けずに、ずんずん育つ。どっちにしろ刈り取りは稲とかぶってしまいそう。
 毎年頭を悩ませる鳥対策。去年やったのは鳥よけキラキラテープ、CD-ROM、磁石。どれもまったく効果無し。
 今年はアイガモ田でカラス避けに効果があったナイロンテグス。そして竹酢液をペットボトルに入れて吊してみた。スズメがほとんど来ない!はたして効果があったのだろうか?それとも栽培圃場を変えたので寄ってこないのだろうか?謎だ。
アマランサス畑
アマランサス畑に鳥よけナイロンテグス
竹酢液
穴を空けたペットボトルに竹酢液
モチキビ
8月の初めに穂を出すモチキビ
タカキビ
花を付けるタカキビの穂
モチアワ
8月後半、モチアワが穂を出す

稲はどうだ?
今年の夏は暑かった。雨も少なかった。稲がどんどん頭を垂れていきます。イネミズゾウムシの被害で成育の後れた稲も遅れて穂を出し始めた。ちゃんと稔って欲しい。
あきたこまち
8月18日あきたこまち。もみが色づき初め、頭を垂れてきた。
さわのはな
8月18日さわのはな。こちらはまだ青い。
黒米・朝紫
黒米・朝紫の穂。茎と芒が黒い。籾もうっすら紫色
古代米・朱妖
観賞用の古代米・朱妖の穂。深く鮮やかな赤。




夏バテせぬようオクラを食す。

〔 〜4月5月6月7月8月9月10月11月〜 〕

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